各種がん検診と各種検査のご案内
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●各種がん検診 | ||||
▷茨城県がん検診実施指針に基づく健診 | ||||
胃がん検診 | 肺がん検診 | 乳がん検診 | 子宮がん検診 | 大腸がん検診 |
▷自治体依頼に基づく健診 | ||||
胸部CT検診 | ||||
▷その他 | ||||
前立腺がん検診 | ||||
●各種検査 | ||||
心電図検査 | 骨粗しょう症検査 | 腹部超音波検査 | 肝炎ウィルス検査 |
骨粗しょう症検査
骨粗しょう症検査では次のような病気を見つけることが出来ます。骨粗しょう症・骨量減少症など | ||
骨粗しょう症とは、どんな病気ですか? |
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骨粗しょう症は、骨が鬆(大根などのしんに多くの細かいあなができる)のような状態になり、折れやすくなる病気です。これにより、大腿骨頸部骨折・脊椎(背骨)骨折などで、寝たきりになってしまう病気です。 また、初期のうちは何の症状もありませんので、早めの診断と治療をお勧めいたします。 |
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骨粗しょう症になりやすい原因は何ですか? |
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■生活習慣などによる原因 | ||
運動不足・偏食・無理なダイエット(特に思春期の骨が急激に増える頃)・日光浴不足 アルコールの飲み過ぎ・閉経による女性ホルモン減少など | ||
■病気などによる原因 | ||
甲状腺機能亢進症・クッシング症候群・糖尿病・腎不全・高カルシウム尿症・性腺機能低下症・副甲状腺機能亢進症など | ||
治療法はありますか? |
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一般療法と薬物療法があります。 ■一般療法 栄養・運動・禁煙・アルコールの制限などの指導があります。 ■薬物療法(薬) カルシウム製剤・骨形成促進剤・骨破壊抑制剤などの薬剤があります。 ※骨量が減少してしまった方は、ご家庭のバリアフリーなど日常転びやすい所を無くす、家族みんなの協力と本人の自覚による「骨折の予防」が大切です。 |
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予防は、どのようなことに注意すれば良いですか? |
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骨粗しょう症を予防するためには、まず初めに自分の骨量を知ること! | ||
骨量は、30歳後半まで増量しますので、それまでに出来るだけ骨量を多くし、その後骨量を減らさない努力が大切です。 | ||
そのために! | ||
食事・運動・日光浴に注意します。 ■食事 カルシウム(乳製品・大豆製品・魚介類・緑黄野菜・海草など)を多く摂る様にします。 ■運動 ウォーキング・水泳など本人にあった無理のない運動を、毎日30分~1時間程度続けることが大切です。 ■日光浴 日光浴の紫外線は、ビタミンDを造り、カルシウムの吸収を助けてくれます。 ※ただし、日焼けするほど浴びる必要はなく、夏なら木漏れ日程度で効果があります |
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骨粗しょう症検査には、どんな検査がありますか? |
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X線を使用する方法とそうでない方法があります。 | ||
■X線を使用する方法 | ||
①脊椎のX線写真により骨の萎縮度を測定する方法 客観性に乏しい ②MD法・DIP法 第二中手骨(手のひらの骨)を撮影し写真濃度より測定する方法 定量性に劣る・閉経後の骨量減少の測定困難 ③SXA法 単一エネルギーX線吸収法で、踵骨(かかと)・橈骨(前腕)を測定 脂肪の影響を受けない ④DXA法・DEXA法 X線二重光子吸収法で、全身骨で測定できる 正確度が高く・画像分解能良い・被曝線量少ない ⑤PQCT法 一般のX線CTを利用し測定 正確度が高い・画像分解能良い・被曝線量多い |
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■その他の方法 | ||
血液検査・尿検査・超音波検査等があります。 | ||
日立メディカルセンターで行う骨粗しょう症検査 |
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当センターでは、信頼性も高く、被曝線量も少ないDEXA法で測定しています。 始めに、問診と身長・体重測定をします。その後、前腕(※非利き腕)の骨密度を測定します。 時間は1人、約2分間で測定時間できる、簡単な検査です。 測定結果は、一度センターに持ち帰り、専門医に判定していただき、後日結果通知になります。 ※なぜ非利き腕で測定するか? 利き腕は、日常よく使うために運動量の違いなどにより個人差が大きく、そのため全身の骨量に近い非利き腕で測定します。 |
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下の図1・図2のようにX線の透過量から骨塩量・骨幅が解ります。その骨塩量を骨幅で割ったものが骨密度になります。 | ||
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結果は、図3の様な通知になります。 | ||
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図4の*印が測定値になります。 5本の曲線は、同年齢の平均骨密度曲線です。 上から120%・110%・100%・90%・80%の曲線になります。 ピンクの領域では、骨密度が減って骨折の危険が大きい値になっています。 |
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骨粗しょう症検査を受けたいときは |
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住民検診で市町村を巡回しておりますので、広報などによりご案内しています。 詳しくは、各市町村の窓口にお問い合わせ下さい。 |
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また、日立メディカルセンターの人間ドックでも、オプションとして受けることが出来ます。 | ||
▶骨粗しょう症検診が受けられる精密医療機関 | ||