各種がん検診と各種検査のご案内

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腹部超音波検査

腹部超音波検査とは

探触子(プローブ)とよばれる身体に直接触れる部分は、腹部の場合、通常3.75MHzの周波数の音を出しています。これは人間の耳には聞こえるような音ではありません。その音が身体の組織のどの位置からどのくらいの強さで反射されてきたのかを計算し、その探触子の向きにおける断面を映し出す検査です。
 

腹部超音波検診の目的

生活習慣病などによる上腹部疾患の早期発見に寄与することを目的に行います。
 

腹部超音波検診の検診方法

検査は胃がん検診同様に、朝食を摂らずに受ける早朝検診で行います。検診車による移動検診で行います。
1台の検診車に2台の超音波機器を搭載し、1時間あたり15名前後を実施します。
検査に要する時間は、約10分ほどです。
 

腹部超音波検診の観察対象臓器

 

この検査の特徴は?

形を見るなどの形態的検査です。得意な臓器と苦手な臓器がはっきりしています。太った人、お腹にガスが溜まっている人は大の苦手です。やせすぎていても余りよい結果が得られません。
痛みはなく、人体にも全く害の無い検査です。
得意なところは? 苦手なところは?
●ある領域に限局した病変
(腫瘍、結石、のう胞、脂肪の一部沈着)
●臓器の形態の異常
(臓器の変形、臓器の腫大や萎縮)
●臓器の中身の異常
(繊維化、全体の脂肪沈着、血管胆管の拡張)
●胃や腸など内部にガスがあるような臓器
●手前に胃や腸がくる臓器(すい臓)
●肺がかぶさる臓器(脾臓・肝臓の一部)
●脂肪が多い場合の深い場所
●形の変化がでるほど進行していない病変
●胃腸にガスがたまった人
●極端に太った人
●皮下脂肪などが厚い人
●極端にやせている人
 

腹部超音波検診のまとめ

超音波検査は形を見るなどの形態的検査です。
ある領域に限局した腫瘤や結石などの病変を検査するには非常に有効な検査です。
その反面、体内のガスや脂肪によってさえぎられる臓器や領域は、見られないなどの欠点もあります。
超音波検査は、人体にはまったく無害ですので、血液の検査同様、生活習慣病の継続的管理には大変適した検査方法です。
 
▶腹部超音波検査が受けられる精密医療機関
 
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